ペット火葬時にお供えするお花選びのポイントについて解説!

公開日:2022/05/16  

たくさんの時間を一緒に過ごしたペットの旅立ち。お辛いですね。ペットの火葬時にはお花をお供えしてあげましょう。とはいえ、どんなお花がいいのでしょうか。この記事では、火葬時にお供えするお花の選び方や、おすすめのお花、避けたほうがいいお花を紹介します。ぜひ参考にしてください。

ペット火葬時にお供えするお花選びのポイント

ペットの火葬時にはいくつかのポイントを押さえて、お花を選んであげましょう。具体的には色合い、お花のサイズ、花言葉の3つに注目して解説します。

■色合い

お供えするお花は淡い色合いがおすすめです。薄いピンク、水色、白などがよく選ばれています。あまり色の濃いお花は、火葬した際にご遺骨に色移りする可能性があるからです。どうしても使いたいお花が濃い色合いの場合、火葬場のスタッフに相談してみましょう。

■サイズ

お花の大きさにも注意してください。からだの小さなインコやハムスターと大型犬では、棺の大きさも異なります。小さなペットに大きなユリやヒマワリを供えると、お顔が隠れてしまいます。逆にからだの大きな犬や猫の場合、インパクトのあるお花や小さなお花を組み合わせた花束でもいいでしょう。

■花言葉

普段はあまり意識することのない花言葉ですが、お別れの際には花言葉にも注目してみましょう。たとえばフラワーアレンジメントで人気の高いマーガレットの花言葉は「信頼・優しい思い出・私を忘れないで」。アレンジメントや花束で必ずといって使用されるカスミソウは「感謝・無邪気・幸福」です。どちらも残された家族の気持ちを代弁してくれる花言葉ですね。

ペット火葬時におすすめのお花

たくさんのお花があって、どうしても決められないときには、以下のお花から選んでみてはどうでしょうか。どれもお供えに適したお花で、人気のある種類です。

なお、お花を選ぶときは、つぼみよりもきれいに咲いた状態のお花を選ぶようにしましょう。もっともきれいな状態のお花を供えることが、供養になると考えられています。

■マーガレット

白やピンク、オレンジなど彩り豊かなマーガレットは、「信頼・優しい思い出・私を忘れないで」の花言葉をもちます。花びらが多く、一輪でも存在感があります。

■カスミソウ

カスミソウには「無邪気・親切・清らかな心」という花言葉がつけられています。カスミソウはひとつひとつが小さい花で、花束やアレンジメントでは、わき役的存在で使用されています。白のイメージが強いですが、実は薄いピンク色をしたカスミソウもあります。

■ガーベラ

花言葉は「希望・常に前進」ですがこれはガーベラ全般の花言葉であり、色ごとにもつ花言葉もあります。ピンクのガーベラは「思いやり・感謝」の花言葉をもつため、お供え用のお花にもぴったりです。

■トルコキキョウ

フリルのような花びらがかわいらしいトルコキキョウは、フラワーアレンジメントでも人気の高いお花です。誰でも一度は見たことがあるはず。トルコキキョウの花言葉は「希望・すがすがしい美しさ」。清らかな花言葉は、前向きなお別れを連想させてくれるでしょう。

■チューリップ

小学校の花壇でよく見られたチューリップ。春の訪れを感じさせるお花のひとつです。チューリップには、「思いやり」の花言葉があります。赤や黄色などの濃い色合いのものも多いですが、ピンクや白、グラデーションになった種類など、多種多彩なバリエーションがあります。

ペット火葬時に適してないお花もある?

基本的に、ペットの火葬にお供えするお花に決まりはありません。お供えする人の気持ちが一番優先されるべきであり、細かいしきたりやルールはあまり重要ではないからです。送る人の好みや、ペットへのイメージで選んであげるといいでしょう。

とはいえ、お別れの時には避けるべきお花もいくつかあります。とくに色の濃い花やトゲのある花、毒のあるお花は供養に適していません。先ほども紹介したとおり、色の濃い花はご遺骨に色移りするおそれがあるからです。

トゲや毒のある花は、ペットがお空で苦しまないよう、避けるべきと考えられています。色が鮮明で美しいバラ、アザミはトゲのあるお花として有名で、人間のお供えには避けられる傾向にあります。

スイセンやスズランもお花屋さんでよく見られますが、実は毒をもっているお花。痛みや苦しみを連想させるため、供養には適さないでしょう。

しかし一緒に遊んだお花、思い出のお花があれば、それらを選択してもいいでしょう。気持ちのこもったお花のお供えは、ペットにとっての供養となります。バラやアザミのトゲが気になるようであれば、トゲを取り除いてからお供えすると安心です。

また自生しているお花も、火葬時のお供えには向いていません。自生しているお花には虫がついている可能性があるからです。お庭やベランダでガーデニングをしている人は、愛情のこもったお花をお供えしたくなりますが、虫の発生に充分注意しましょう。

どうしてもガーデニングのお花をお供えしたい場合、よく水洗いして乾燥させてから棺に入れます。湿ったまま棺に入れてしまうと、ご遺体が濡れて傷んでしまう可能性があるからです。

 

ペットの火葬時にお供えするお花には、色合いやサイズなどの注意点があります。トゲや毒のある花、自生しているお花も避けたほうが無難でしょう。しかしあまり神経質になる必要はなく、ペットの旅立ちをしのぶ気持ちや感謝の想いこそが大切です。わからないことや判断に困る場合は、火葬場のスタッフに相談してみましょう。

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