ペット火葬は無料でできるってホント?業者と自治体との違いは?
大切なペットが亡くなった際に、業者と自治体のどちらに頼んだらいいのか、かかる費用や供養の仕方など、悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。この記事では、かかる費用について業者と自治体の違いなど、詳しく説明します。もしもの時のために備えて、参考にしてみてください。
ペットの火葬は無料でできる?費用相場は?
保健所によっては無料で火葬してくれる場合もありますが、お住まいの市町村によって対応が異なるため、事前に調べておきましょう。しっかりと民間業者で火葬をしてもらう場合、費用の相場などはペットの体重と行う火葬方法によって異なります。
小型
ハムスターやフェレットなどの極小動物や、猫やうさぎ、ダックスフンド、チワワなどの小型動物は体重も軽いため費用はあまりかかりませんが、約5,000円から2万5,000円程度と幅広く、体重が1キロから10キロになるだけでも金額に差が出ます。
中型
柴犬やボーダーコリー、フレンチブルドッグなどの中型サイズの動物は、2万5,000円から3万5,000円程度となります。
大型
ゴールデンレトリバー、セントバーナードなどの大型サイズは体が大きく、火葬が終わる時間も比較的長いため、費用は4万0,000円から5万0,000円前後が相場となります。しかし、60キロを超えてくるとさらに高額になる場合があるため、業者に確認してみることをおすすめします。
自治体と民間業者の違い
自治体と民間業者では火葬の仕方が異なるため、それぞれの違いについて説明します。
自治体の場合
自治体に火葬を依頼する場合、火葬費用が安く抑えられる反面、火葬が合同で行われたり遺骨が返ってこなかったりする場合もあります。一部の地域では、自然の中で亡くなった野生動物と同じく一般廃棄物として処理されてしまうケースもあります。
そのため、お住いの自治体に確認することをおすすめします。こちらは、火葬をする前にペットとのお別れができれば良いという場合や、費用を抑えたい方向けの方法です。
民間業者の場合
業者によって火葬プランの種類が豊富なため、しっかりと供養や火葬をしたいなら民間業者がおすすめです。火葬を行う日程を決めやすいうえ、飼い主や家族のスケジュールも考慮しやすいメリットがあります。
ペット火葬の種類とは
どのような種類があるのか説明します。
立会個別火葬
飼い主や家族などが亡くなったペットを一緒に見送る方法です。火葬後はお骨拾いも飼い主や家族とできますし、遺骨の返骨や霊園での埋葬だけでなく、納骨施設への安置も可能です。
一任個別火葬
ペットの出棺からお別れまでは飼い主や家族でした後は、火葬やお骨拾い、納骨をスタッフに一任する方法です。遺骨を引き取ることも可能です。
一任合同火葬
他の家のペットと合同で火葬を行い、火葬後のお骨拾いや納骨はスタッフが行います。ただしこの方法では、火葬だけではなく納骨も合同のため、返骨ができないので注意してください。
訪問火葬
自宅に火葬炉を搭載した火葬車が訪問します。時間帯も自由に選べるうえ、近所に火葬ができる施設がない、火葬場まで行く手段がない場合など、さまざまな状況に適しています。
より安くペット火葬業者を利用するには?
できるだけ安く火葬業者を利用するにはどうすればいいか、いくつかポイントを紹介します。
用意できるものは事前に用意をしておく
お供えするための花などを用意してくれる業者もありますが、オプション料などがかかる場合もあるため、用意できるものは事前に用意しておきましょう。
体重超過がないか確認をする
体重によって費用が異なりますが、一般的なサイズよりも大きく、体重が重いペットもいます。その場合、利用する業者は体重超過による追加料金が発生しないかなどをよく確認しましょう。
複数の業者を比較する
ひとつの業者だけを選ぶのではなく、複数の業者を比較しながらプランの種類や価格設定の違い、オプション料や追加料金の発生の基準、注意事項などの細かな部分もしっかりと比較をするのが大切です。
合同火葬を選ぶ
先述しましたが、合同火葬は、別のペットと合同で火葬されるため遺骨は返ってきません。そのかわり、費用を抑えられるメリットがあります。遺骨は手元に残らなくてもいい場合や、費用を抑える事を重視したい方は検討してみてください。
まとめ
選ぶプランやペットの体重などによりかかる費用は異なります。火葬の仕方によっては遺骨が返ってこないので、選ぶ際はプランの内容をくまなくチェックしましょう。心を込めて手厚く見送りたい、遺骨を手元に置いておきたい、お墓をつくってあげたいなど、飼い主や家族のさまざまな要望や気持ちを聞いてくれる業者を選ぶのが大切です。経験する機会が少ないからこそ、業者やプラン選びは慎重に行い、口コミや周りの方の評価なども参考にしてみましょう。