ペットの火葬は当日に依頼しても対応できる?予約方法や安置方法も解説

公開日:2023/03/15  


ペットが亡くなった当日に火葬の依頼をしても対応してくれるのか、亡くなったペットの安置方法はどうすればいいか疑問に思う方もいるでしょう。大事な家族だからこそ、手厚く心を込めて見送りたい方のために、当日でも火葬の依頼はできるのか、ペットの遺体安置方法や費用についても詳しく説明します。

火葬は当日でも対応してもらえるのか

当日でも対応してくれたり、夜遅い時間でも自宅に来て準備や火葬をしてくれたりする業者もあります。しかし、予約に空きがなかったり、夜遅い時間などの場合は受け付けていなかったり、業者の休みの都合により、当日ではなく翌日や翌日以降になる場合もあるため、業者を選ぶ際は事前の確認が必要です。できれば、当日に予約をしても大丈夫かつ24時間いつでも火葬を行ってくれる業者を選びましょう。

また、火葬の予約は電話や業者のホームページから行うのが一般的です。希望の日時や葬儀の仕方、名前や連絡先、住所などを伝えてください。曜日や時間帯によってメール予約しか受け付けていなかったり、夜遅い時間は対応していなかったりすることもあります。また、予約できる時間帯が限られていたり、土日や祝日は休みだったり、24時間いつでも対応していたりと業者によってさまざまなため、火葬を任せたい業者のホームページや資料をよく確認しましょう。

火葬場まで行く手段がなかったり、自宅から火葬場が遠かったり、費用をできるだけ抑えたい場合は、自宅や指定した場所、亡くなったペットとの思い出の場所で火葬を行える専用車両を用意した業者もあるため、少しでも気になったなら相談してみてください。なお、犬が亡くなった場合は、死亡届と鑑札の提出が必要なので用意しておきましょう。

火葬までの遺体安置方法

亡くなったペットを火葬するまで自宅で保管します。まずは棺やダンボールなど、亡くなったペットが入るサイズを用意しましょう。底にはペットシートや新聞紙などを敷きます。そこに保冷剤やドライアイスを隙間なく敷き詰め、毛布やバスタオルなどを敷いた上に亡くなったペットを置いてください。死後硬直が始まるため、できるだけ早く手足を腹部のほうに曲げておくと入れやすくなります。

体は丁寧にブラッシングをして毛並みを整え、きれいに拭いてあげましょう。日が当たる場所や高温になる場所は避け、できるだけ風通しのよい涼しい場所、もしくは冷房が効いた部屋で保管をし、ペットの周りにはお気に入りのおやつやおもちゃ、お花などを置いてあげてください。

火葬にかかる時間・費用の相場は?

ペットの大きさによって火葬にかかる時間は異なります。ハムスターや小鳥などの極小動物は30分前後、小型動物や中型動物、猫などは1時間以上、大型動物などは2時間から3時間以上かかるようです。ご自身のペットの体重や体の大きさを把握し、火葬が終わる時間やその後の予定を立てる目安にしましょう。火葬が終わるまで待っていられる場所が設けてある施設もあります。

費用の相場について

火葬にかかる費用もペットの大きさによって異なりますし、どのような火葬をするかによっても違ってきます。

たとえば、ハムスターや小鳥など2キロ以下の場合は1万2,000円前後です。うさぎや猫などの小型動物や中型動物、体重が5キロほどの場合は1万6,000円から2万0,000円前後。コーギーやダックスフンドなど10キロほどの場合は2万0,000円から2万5,000円前後。フレンチブルドッグや柴犬など25キロほどの場合は3万0,000円から3万5,000円前後。ゴールデンレトリバーや秋田犬などの大型動物、25キロから40キロ以上の場合は4万0,000円から5万0,000円以上です。

また、同じ種類でも体格差があったり、体重が基準に満たなかったりする場合、もしくは基準より重たい場合もあるため、亡くなったペットの体重や種類による費用の変動がどうなるのか業者に確認してみましょう。

まとめ

ペットが亡くなった当日でも火葬の依頼ができる業者はあります。しかし、業者によって予約の仕方や予約ができる時間帯、火葬ができない時間帯、備わっている設備や費用などが異なるため、複数の業者をピックアップし比較してみましょう。亡くなったペットの大きさによりかかる費用や火葬が終わる時間にも差が出てくるため、ご自身のペットの種類や体重、基準の体重より重い、または軽い場合は利用する業者に問い合わせをし、費用がいくら上下するかも確認が必要です。

また、ペットの種類によっては火葬ができない場合もあるため、業者に頼む際は事前に確認をしましょう。火葬場まで運ぶ日まで亡くなったペットは自宅で安置をしてください。きれいな状態が長く保てるよう正しいやり方で丁寧に準備し、お別れをする瞬間まで安らかな時間を一緒に過ごしましょう。

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